JSCA東京代表就任にあたって
2023年5月
一般社団法人 日本建築構造技術者協会
関東甲信越支部 JSCA東京
代表 一條 典
2023年度より日本建築構造技術者協会 関東甲信越支部 東京サテライト(JSCA東京)の代表となりました。よろしくお願いします。
JSCA東京は日本建築構造技術者協会(通称JSCA)の関東甲信越支部 東京サテライトとして、主に東京都内に勤務する会員の組織です。地域の特性としてJSCA本部と近接することから、JSCA本部との関係を密にしながらも、独自に地域の会員の皆様に役立つ活動を行っていきたいと考えています。また同時に東京都をはじめとする行政ならびに、他団体の東京地域組織とも交流や連携を図っていきたいと考えています。
JSCA東京では、「広報委員会」、「企画・交流委員会」、「研修・構造技術委員会」の3つの常設委員会に加え、特別委員会として「JSCA東京 耐震補強事前相談委員会」が活動しています。広報委員会は会の情報に加え、豊かな発想の基になるような情報を発信しています。企画・交流員会は会員相互の交流や、他団体との連携を図る活動をしています。研修・構造技術委員会は会員の職能研鑽のための講習会などを企画運営しています。特別委員会であるJSCA東京耐震補強事前相談委員会では、(公財)東京都防災・建築まちづくりセンターとの協定により、緊急輸送道路沿道建築物の耐震補強の提案に対しての事前相談や実現性の内容確認等を行っています。委員会活動以外では、若手の会員を中心に「建築を拾う会」というサークル的な活動も展開しており、さまざまな分野の講師を招き講演会や勉強会を開催したり、構造設計者として思うところを忌憚なく話し合う座談会を開くなどといった活動をしています。
社会貢献活動として、2011年3月に「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例」が公布されて以来、東京都ならびに(公財)東京都防災・建築まちづくりセンターに対して他団体と共に東京都内建築物の耐震化施策に協力してきました。そして今後もこの協力体制を継続していきます。
また、関東甲信越支部の一員として、関東甲信越地域の会員との交流や、各県サテライトとの交流の活性化に資する活動にも注力していきたいと思っています。
2020年より新型コロナウィルスの蔓延により、JSCA東京の活動も縮小を余儀なくされてきました。しかし、今春より感染症法の2類から5類へ移行し、季節性インフルエンザ同等となりました。JSCA東京でも徐々に従前と同等以上に活発な活動をしていきたいと考えています。
JSCAでの活動を通じて、自分自身の経験値や技術力の向上につながっていると感じています。そうした意味でもJSCA東京では一緒に活動頂ける皆様を、いつでも歓迎しお待ちしています。皆様の協力を得ながら、会員の皆様、あるいは地域の方々に貢献できるよう活動していきたいと思いますのでよろしくお願いします。