「シンポジウム 構造デザイン その14」【構造デザインの歩みとこれから】ご案内
主催:(社)日本建築構造技術者協会
技術委員会 計画部会
関東甲信越支部 JSCA東京
東日本大震災の影響により3月22日に予定しておりましたシンポジウムを延期いたしま
したが、このほど改めて開催することといたしました。震災による多くの犠牲者の方々の
ご冥福をお祈りいたします。このような時期ではありますが、私たち建築関係者がそれぞ
れの立場でできることを精一杯やっていくことが重要であると考えます。耐震設計は重要
な問題ではありますが、構造デザイン全体に思いを凝らすことも本質的なことであると認
識し、今回のシンポジウムを開催いたします。
JSCA技術委員会 構造計画部会 構造デザインWGでは、近年の日本における構造デザイン
がどのように展開されてきたかを確認して記録にとどめ、次代に語り継ぐことを目的とし
た活動を行ってきました。1990年から2006年までの17年間の構造デザインの潮流について、
実例を通して明らかにすることを意図し、雑誌「建築技術」誌上での連載を行いました。
その内容に加えて、1950年以降の構造デザイン通史を作成し、2010年10月に『構造デザイ
ンの歩み』を発行いたしました。
今回のシンポジウムでは、メディア界で活躍されている大森晃彦さんにコーディネータ
ーをお願いし、この本の内容を踏まえて、構造設計者以外の視点も加えて幅広い議論を行
うことを企画しました。本の編集WG主査による内容の紹介、編集WG委員による問題提起の
スピーチを行い、WG委員と若手建築家による討論を行います。その際には、会場の皆様も
交えて構造デザインについての活発な議論を展開したいと思います。ふるってご参加くだ
さい。
記
1.日 時:平成23年7月6日(水)17:30~20:00
2.会 場:日本大学理工学部駿河台校舎1号館 6階CSTホール
3.コーディネーター:大森晃彦(建築メディア研究所)
4.プログラム :
1)『構造デザインの歩み』の紹介 金田勝徳(編集WG主査:構造計画プラスワン)
2-1)WGメンバーによる問題提起
・「なぜ、薄く軽くを目指すのか」/佐藤淳(編集WG委員:東京大学)
・「環境に寄与する構造とは」/大畑勝人(編集WG委員:竹中工務店)
2-2)パネルディスカッション
藤原徹平(建築家:隈研吾建築都市設計事務所)、山梨知彦(建築家:日建設計)
金箱温春(金箱構造設計事務所)、大畑勝人(前出)、佐藤淳(前出)
5.テキスト :当日は簡単な資料を配布いたしますが、下記の書籍をベースとして発表・
討論が進められます。
JSCA構造デザインの歩み編集WG編 『構造デザインの歩み』建築技術
お持ちの方は持参していただければ便利です。なお、当日、会場にて販
売もいたします。
6.参加費 :正・準(一般)・賛助会員:1000円、準(学生)会員:無料、
非会員:1500円、学生:500円
(当日、受付にてお支払いください。お釣りのないようお願い致します。)
※JSCA入会および会員については、HPをご覧ください。
([ http://www.jsca.or.jp/ ])
7.定 員 :200名(定員になり次第締め切らせていただきます。)
8.申込方法 :申込書に必要事項を記入のうえ、JSCA事務局にFAX
(03-3262-8486)又はメール(jsca2011@jsca.or.jp)にて、お申込下さい。
延期前にお申し込みいただいている方に関しては、事務局より開催日決
定のメールを配信します。そのメールの返信で連絡をいただくことで優
先的に参加受付いたします。
シンポジウム開催一週間前を目途に参加票をお送りします。
9.構造士更新:JSCA建築構造士登録更新のための評価点10点
JSCA建築構造士の方は、登録証を当日必ずご持参の上、受付にてご提示
下さい。
建築CPD情報提供制度対象シンポジウム
※参加申込書は添付ファイルにあります。