JSCA東京会員の皆様

　JSCA東京では、次世代を担う若手構造技術者の育成を行い、技術の継承を行っていくことを重要な活動と位置付け、2008年度より若手構造技術者向けの研修会を行ってまいりました。今回はこの研修会の理解をより深めることを目的に「ＪＳＣＡ東京実務者研修(初級編)」として5人1組のグループ研修方式にて演習を行うという形で若手技術者育成講座を開催いたしました。
　開催日の2/19には23名の若手構造技術者にお集まりいただきました。構造実務経験半年程度の方から6年程度の方まで幅のある参加者の中、5組の班に分かれて実践的な演習を行いました。その後、各班にてプレゼンテーションを行い、活発な意見交換が行われました。
　演習は５時間と長時間に渡る内容の濃いもので、当日の課題「延べ面積3500m2の5階建てオフィスビル」に対して、様々な構造計画の提案をいただくことができました。中には手が止まってしまう方もおられましたが、班毎で話し合いながら助け合い、また、研修・構造技術委員会メンバーのアドバイスを聞くなどして取組んでいただきました。
演習では、構造設計の基礎となる部分を実際に学んで頂けたと思います。また、講座の最後には懇親会も開催し、普段ではなかなか行うことのない他社との交流に、参加者同士での会話が弾んでおりました。