JSCA東京実務者研修「技術講座」村井俊治先生その2 開催報告(リアルタイム衛星測位による新しい地震予測への期待)

 JSCA東京会員の皆様

 去る、2016年6月15日、日大理工学部駿河台校舎1号館132号教室にて、関東甲信越支部JSCA東京の
実務者研修「技術講座」を開催致しました。
 今回の研修会は、前回に引き続き東京大学名誉教授 村井俊治先生を講師にお招きして、「リアルタイム衛星測位による地震予測への期待」をテーマに、これまでに発生した地震と電子基準点における変位データの関係より地震を予測する技術についてご講演いただきました。
 国土地理院の電子基準データは最短で二日遅れとなること、データが一日単位で平均化したデータであることより、細かな異常変動を検知できない可能性があるが、自社電子基準点ではリアルタイムに検知できる。
 実際に、小田原市(震度3)の地震では、国土地理院の日データでは前兆は確認できなかったが、小田原(二宮)自社電子基準点の3時間平均データでは前兆が確認できたことをご説明いただきました。
 また、平成28年熊本地震に対する検証についてもご講演いただき、改めて、安心・安全な建物の設計の重要性とリアルタイム観測の必要性を再認識いたしました。
 当日は、120名を超える申し込みを頂き盛況な研修会となりました。

プログラム:
 17:00~17:05 趣旨説明  金田勝徳(構造計画プラス・ワン/日本大学理工学部)
 17:05~19:00 講演    村井俊治先生(東京大学名誉教授)

JSCA東京実務者研修「技術講座」村井俊治先生その2

                             以上

一般社団法人 日本建築構造技術者協会 関東甲信越支部 JSCA東京

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