JSCA東京実務者研修「技術講座」 竹内徹 先生 「第2回 心棒構造のデザインと応答制御」 報告

               JSCA東京実務者研修「技術講座」
        竹内徹 先生 「第2回 心棒構造のデザインと応答制御」 報告

                           関東甲信越支部 JSCA東京 研修・構造技術委員会
JSCA東京 会員の皆様

 去る、2018年1月23日、日本大学理工学部駿河台校舎1号館121会議室にて、JSCA東京、ASDO共催の実務者研修会「心棒構造のデザインと応答制御」を開催しましたので報告致します。
東京工業大学教授、竹内徹先生を講師にお迎えし、全4回の予定となる講演の第2回目となります。
講演では、世界各国の超高層建物の構造システムにおいて、RC造のコアを利用した「心棒」と制震装置を組み合わせた「心棒構造」が多く用いられていること、また、低層の建物においても、各層の損傷を均一化する役割に徹する「心棒フレーム」を架構に組み込むことで、予想外に起こりうる層崩壊を防ぐことが可能となるなど、心棒構造の有用性についてご説明を頂きました。後半は、新たな構造システムとして、柱脚の浮き上がりを許容した心棒フレームと制振装置を組み合わせた「ロッキング心棒架構」や、その発展形である「スパインフレーム」と名付けられた架構システム、また、外周部の柱と制振装置を組み合わせ、杖のように心棒を支える「ダンプトアウトリガー架構」など、多くの研究成果や設計実例についてもご紹介頂きました。
当日は大雪により足元が悪い中、約100名の参加者にご聴講いただきました。次回(3回目)のテーマは「ラチスシェル屋根構造」の予定です。会員の方々におかれましては、次回も奮ってご参加いただければと思います。
       プログラム :趣旨説明 金田勝徳 氏 (構造計画プラス・ワン)
         講演   竹内徹 先生(東京工業大学教授)

タイトルなし


一般社団法人 日本建築構造技術者協会 関東甲信越支部 JSCA東京

イベントカレンダー
  • ◀︎
  • ▶︎

2023
2022
2021
2019